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●陶磁器ついて
陶磁器は、紀元前4000年に遡る土器がその発祥の起源。現在では主に、素地の種類や焼く温度によって陶器(アーザンウェア)、拓器(ストーンウェア)、磁器(ポーセリン)、ボーンチャイナの4種類に大きく分類することができます。
陶器 「陶土」と呼ばれる、主に珪酸とアルミニウムの混合物に少量の金属分が含まれた粘土。これを1000〜1200℃の低温で焼くと、金属分が化学変化をおこして赤や灰色に変化し、茶色っぽい色あいになります。素地は多孔性のため、釉薬を使用して水の浸透を防ぐ工夫をしています。磁気に比べると強度は落ちるため厚手のものが多く、温かみのある肌が特徴といえるでしょう。イタリアのマジョルカ焼き、オランダのデルフト焼き、フランスのジアン焼きが有名です。
拓器 陶器と磁器の中間の性質を持っています。不透明でざらざらした手触りのため素焼きのようですが、素地は非常に強く、耐熱温度も高く、吸水性はほとんどありません。使い込むほどに手触りがなめらかになり、味わいがでてきます。ウエッジ・ウッドのジャスパー・ウェアがよく知られています。
磁器 カオリンと呼ばれる「磁土」に、溶化のための長石、石英などを加えて成形したものが原料。最初に800〜00d1400℃くらいの高温でかたく焼きしめると、金属分がほとんど含まれないため、元の粘土のままに白く焼きあがります。薄く、丈夫で透光性・保温性があり、たたくと澄んだ音を響かせます。洋食器としては最も出回っており、ヨーロッパではマイセンが最初に完成させました。
ボーンチャイナ 陶器でも磁器でもないボーンチャイナの発祥の地はイギリス。白磁づくりに欠かせないカオリンがイギリスでは発見されなかった為、その代用として牛や羊などの「動物の骨灰」を混ぜて焼き上げた事から偶然に発見されたのがボーンチャイナです。1750年に発明されてから、改良を重ね、現在のような艶やかな素地、温かみのある白色ときめの細かい肌触りができあがりました。また、牛の骨灰が原材料の50%以上をしめるものをファイン・ボーンチャイナと呼び、ボーンチャイナよりもぬくもりのある白さがその特徴です。



■お手入れ方法

●洗い方
使用後はすぐに洗うこと、薄いものから洗うことが原則です。中性洗剤をつけた少し固めのスポンジ、または歯ブラシでひとつひとつ丁寧にブラッシングしてあげましょう。気になる方は、キズがつくかどうかを目立たないところでチェック。すすぎはやや熱めのお湯で行います。ただし、熱い食器を急に冷水にひたしたり、逆に冷たいものをいきなり熱いお湯で洗うことは厳禁。ひび割れなどの原因となります。
ほこりなどのよごれは、中性洗剤でさっと洗ってください。そして、ぬるま湯でよくすすげば大丈夫です。
茶シブがついたら、ぬるま湯に少しつけおき、スポンジ、または、歯ブラシなどでかるくこすって除去しましょう。
漂白剤は、陶磁器に描かれている色柄を変色させる場合があり、あまりおすすめできません。どうしてもシブなどが気になる場合は、全体ではなく、カップの内側にだけ使用するようにしましょう。長くつけ込むことはせず、よごれがとれたらすぐ水ですすいであげましょう。金彩や手描きのものは使用しないほうが無難です。
磨き粉をつけたりナイロンたわしで洗うと、傷が付きやすいので気をつけましょう。
●カップの洗い方
持ち手の部分に汚れがたまった場合には、つまようじなどに布を巻きつけて、軽くこすってみましょう。細かい所を洗う専用ブラシも市販されています。汚れがひどときはクレンザー(クリームタイプ)を少量つけてこすると良いでしょう。
●ポットの洗い方
ポットの注ぎ口に汚れがたまりやすく、また洗いにくいのが難点です。木綿かネルなどの布を注ぎ口に通して、左右に移動させて洗いましょう。
●注意
オーブンレンジやトースター、電子レンジなどに使用できる製品もありますが、高級洋食器に関してはおすすめできません。いきなり熱を与える事がひび割れや変色の原因となり、食器をもろくさせてしまいます。



■保管・収納方法

お皿の保管・収納:同じ大きさのものを重ねてしまうことが多いと思いますが、重ねすぎると重みで割れてしまう事があります。ディナー皿で6枚程度、ケーキ皿で12枚が限度でしょう。お皿とお皿の間にペーパーや柔らかい布を1枚はさむだけでも破損の防止になります。また、収納の際には、お皿とお皿の間に手が入るくらいのスペースをあけておくと安心です。
カップの保管・収納: 重ねて収納しないことが原則。持ち手の付いたカップは、市販のカップラックを取り付けて吊り下げておきましょう。吊り下げるスペースが無い場合は1客ずつカップを並べて収納してください。
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