| ●宝石別の特徴 |
| ダイヤモンド |
自然の産物であるダイヤモンドは、育まれた環境によってさまざまな表情をみせ、ひとつひとつに個性があります。その価値は大きさではなく、4Cと呼ばれる、カラット(重さ)、クラリティ(透明度)、カラー(色)、カット(研摩)で決まります。仕上がりの形(プロポーション)も大事な要素のひとつ。耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性は宝石の中で一番優れています。 |
ルビー、
サファイア |
ルビーもサファイアも、コランダムといわれるグループに属す石で、色は異なりますが性質は全く同じです。耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性に優れ、ダイヤモンドに次ぐ硬さを有し、さらに割れにくさはダイヤモンドよりも上まります。スタールビー、スターサファイア等のスター効果を持つ宝石は、さらに貴重とされています。 |
| エメラルド |
エメラルドは、アクアマリンと同じくベリル(緑柱石)という鉱物に属します。その品質は透明度、色調、光沢で決まり、特に冴えた緑色で、色調と透明度の良いものは時にダイヤモンドよりも高価です。比較的硬度の高い宝石ですが、結晶化の過程でひびなどを内包しているため、割れやすい性質を持ち、圧力にも敏感です。衝撃や加熱に注意するほか、エアコンの風や日の当たるところには放置しないよう気をつけてください。 |
| トルコ石 |
トルコ石は、岩に含まれる銅やアルミニウム、リン、酸素、水素などの成分が、風化とともに溶け、水とともに深い岩の割れ目に染み込んで誕生します。鉄と銅の含有量によって、スカイブルーから緑色まで変化しますが、緑味のない、深みのある空青色のものが良質とされています。「多孔質」といって石に見えない無数の穴が開いているため、水分や汚れが浸透しやすい構造となっています。取り扱いには注意が必要。また、軟らかい石ですので、ぶつけたりキズをつけたりしないよう気をつけてください。 |
| ラピスラズリ |
古来よりパワーストーンとして人気のあるラピスラズリ。これは数種類の鉱物の複雑な集合体で、主成分はラズライト、それに白い色をしたカルサイト脈、金色の斑点であるパイライトの3つです。点在するパイライトが金色に輝き、群青色が均一となっているものが良質とされています。圧迫や高熱に非常に弱く、酸やアルカリなどの影響も受けやすくなっています。 |
| マラカイト |
マラカイトは塩基性炭酸銅を成分とし、銅の鉱石が溶解し沈殿してできたものです。鮮やかな濃緑色についた縞目模様が孔雀の羽を連想させることから、日本では孔雀石と呼ばれています。その粉末は古くから岩絵具として使用され、寺院や古墳、絵画を彩色してきました。軟らかいため、宝飾品としてではなく、主に彫刻品や置物用として使用されています。 |
| オパール |
オパールは遊色効果を持つ特殊な宝石で、見る角度によって赤色、緑色、青色などの色をした斑が生まれます。6〜12%の水分が含まれているため、熱や乾燥に弱く、エアコンの風が当たる場所に放置しておくと割れてしまうことがありますのでご注意ください。しかし逆に、乾燥を気にして水に浸けておくようなことは厳禁。また、酸・アルカリに敏感ですので、漂白剤等が付着しないよう注意してください。 |
パール
(真珠) |
パールには天然のものと養殖のものがあります。体内に入った砂や寄生虫などの異物を真珠層で包み込む、貝の生理作用で生まれたものが天然パール、この天然の異物を人工的に貝の体内に移植して真珠層をまかせたものを養殖パールと呼びます。真珠層は酸に侵されやすく、非常に敏感な性質を持っています。着用時、手入れ、保管すべてに注意が必要。身に付ける時はお化粧、ヘアスプレーを済ませ、香水等も乾いてから着用してください。 |
| 珊瑚 |
イソギンチャクやクラゲと同じ動物の一種・さんご虫の軸骨で、樹枝状をした骨格を珊瑚といいます。宝石に使用されるものは、浅瀬に生息するものではなく、100〜1000mの深海のもの。石灰質で形成されているため、熱・酸・熱い溶液等に弱く、長く使用していると褪色してきます。また、漂白剤等の薬品、および石鹸や除光液等にもご注意ください。 |
| べっ甲 |
熱帯海岸に生息しているウミガメの一種・タイマイの甲を使ったものです。長さは70cmほどで、それ以下の幼少のものは使えません。地色の美しい淡黄色、赤透明、透明部分の多い斑点の鮮明なものが高級品とされています。 |
| 琥珀 |
松柏科植物の幹から流れ出した樹脂(松やに)が数千万年を経て化石化したもの。生成の過程で古代の昆虫や葉、花、木の皮などが自然に入り込んだものもあります。 |
| ガーネット |
ガーネットといえばワインレッド色の宝石をイメージしますが、実際は単一の宝石名ではなく、7種類の鉱物のグループ名です。結晶化の際の金属元素の組み合わせによって、赤、ピンク、オレンジ、緑、褐色、黒など多種多様な色と品質が生まれ、アルマンディン・ガーネットやローズライト・ガーネットなど、それぞれに別の名前がつけられています。 |
| アメシスト |
水晶の一部であるアメシスト。多色性があり、見る角度によって青、または赤みがかった紫色になりますが、一般的に濃い紫色で、傷のない透明度のあるものが高品質とされています。熱処理によって黄色に変化させ、シトリンにされることもあります。 |
| アクアマリン |
エメラルドと同じベリルという鉱物に属していますが、含有物の多いエメラルドに対して、アクアマリンはほとんど含有物がなく、大粒で産出されます。微量の鉄分が透明感のあるブルーを生み出し、その中でも色の濃いもの、内包物が少ないものが高品質とされています。 |
| ペリドット |
ペリドットは、かんらん石(オリビン)という鉱物に属し、良質の結晶は大変貴重なものとされています。鉄を含むことによって、オリーブグリーン、ボトルグリーンの色味を示します。酸に弱く、比較的軟らかい宝石ですので、取り扱いには注意してください。 |
| トパーズ |
トパーズは黄色宝石を代表する石ですが、他にも無色透明から淡青色、ピンク、レッドなど多彩なバリエーションを持っています。黄色系のトパーズは「インペリアル(皇帝)」と呼ばれ、特にシェリー酒色の、濃度のあるものが高く評価されます。硬度は高いのですが比較的割れやすいので、衝撃にはご注意ください。 |